2009年12月13日日曜日

八昌 〜五日市店



先日、ワシの嗜好に合わないのを食べてしもうた口直しにmixiのお好み焼きコミュなんぞを見て八幡川から西では一番評判の良かった八昌(五日市店)に行った。焼き用の幅広く長い鉄板に8人、両袖に食べる若しくは保温用の細長い鉄板に6人x2、あわせて20人が鉄板に向えるさすがに老舗人気店な店構え。
先客は3組6名うち鉄板直食べは1名。のれんをくぐると「お好きな所へ」というので焼き手(女性)の正面に座り所作を眺める。スグに注文取りの若い店員がやってきて、ワシが"そば肉玉にイカ天"と頼む間に、きっちりオタマ一杯の水で溶いた粉を厚めに丁寧に切れ目なく大きく拡げる。そこへ刻みキャベツをタップリ一掴み半、続いてモヤシを半摘み乗せる。
さっきの店員が水を持ってくるまでには、天カスを撒き、手の中で切手サイズに砕いたイカ天を置いた上に拡げた豚バラは3枚。そこへつなぎの粉をたらたら落とし、塩、胡椒と何か(魚粉?)を散らす。
一息おいて、両側からヘラを入れひっくり返すと、現れた皮は穴空きなくバリっとしとる。そこで数分蒸しに入る。
ソバを寸胴の木蓋の上に置き、しばらく。蓋を取りソバを入れひとかき。そのままで、しばらく。大きな網でソバを掬い流しのザルに上げると流水で洗う。水を切り鉄板に拡げ、油を一差し。塩、胡椒をしたら、またしばらく。
ここで久しぶりに本体チェック。皮を捲り蒸しの按配を見てから焼きヘラで全体を一押し、二押し。
ソバをチャッチャとかき回してまた本体と同じくらいのサイズに拡げる。初め下になってたところに焦げが入ってる。
店員が皿・ヘラ・箸を持って来たのをヘラだけ受け取る。
頃合いを見て、ソバの上に本体を乗せる。大振りな玉子を鉄板に両手で割るとプリプリな二個玉だ! 焼きヘラを底に入れ本体を持ち上げると、黄身を割らない玉子の上にのせる。
さほど間を置かず、底の玉子を割らんように焼きヘラを入れひっくり返すと、後ろに居た店員に声を掛け鉄板から下がる。ここまでのお好み焼きを焼く手順は全て焼き手の一人仕事。後を託された店員は刷毛でソースを塗り、削り節、胡椒、青のりを振り掛けると「お待たせいたしました」とお好み焼きをワシの前に滑らせる。玉子は割れてなくって、半熟らしくプルンプルンしてる。完成!
ヘラで切り分けると、皮から玉子まで、キャベツ・モヤシ・イカ天・肉がきっちり層を成し、カリっとしたソバ、良く蒸れて甘味のわかるキャベツに初めてのトロリとした黄身の味も美味しい。
ぶち旨いお好み焼きじゃ

2 件のコメント:

  1. 腹減ってるときに見るんじゃなかったぁ〜!!

    返信削除
  2. この店がある五日市は実家と広島の真ん中ら辺のベッドタウン。店主が元は広島の中心部でやってた店を後進に譲り、ここに開業したんです。
    記事に細かく書いたように、作業が整然として丁寧で美しいんですよ。当然のように美味い。
    広島に来んさる事があったら、この店に連れてきますよ。

    返信削除